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五節供の上巳(じょうし)

2013/03/02  by staff

3月1日本州の関東以西は近畿以外で春一番が吹き、春の足音も刻一刻と近づいているように感じます。

さて、明日3月3日は五節供の一つ『上巳(じょうし)の節供』所謂『ひな祭り』です。

五節供は「五節句」とも書きます。1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日を五節供といい、 江戸幕府がこれらの五節供を式日と定めたのは、従来の宮廷の伝統的節会を踏襲する意味がありました。
しかしそれ以上に、武士社会と密接な関係がある農村地帯の民俗的な節日を受容し、これに中国式の解釈を施して形成されたと考えられています。
五節供には、3月3日、5月5日のように奇数の重なる日が選ばれていますが、これも中国の考え方の影響です。ただし1月だけは1日(元旦)を別格とし、7日の人日(じんじつ)を五節供の中に取り入れています。

本来、ひな祭りの雛人形は宮中や貴族、武士の家に飾られる高価なもので、庶民は平安時代以来の紙で作られた人形を邪気や災いと供に川に流すのが主流でした。この頃は乳幼児の死亡率が高く、親とすれば子供の無事を流し雛に託したのでしょう。
江戸時代になり庶民の間にも人形を飾る家が増えたという事だそうです。

ところで皆さんもご存知とは思いますが、一般に普及している雛人形の飾り方と『京飾り』といわれる飾り方では雄雛と雌雛の位置が左右逆です。京飾りの場合は朝廷の慣わしに従い御所の玉座を模しています。玉座と同様に南向きに座った場合、太陽が昇る東側が上位とされる為、向かって右に位の高い者が座るという意味からお内裏様が右にお座りになるそうです。一方、関東では大正天皇が即位されたときに西洋の様式を真似て向かって左に天皇がお立ちになられた事から風習として広まっていったそうです。しかし右大臣・左大臣はお内裏様から見ての右左なので京飾りも同じです。京都の有職人形店のHPを見てみると大半が京飾りでの画像を使っています。やはり京都人は頑固で排他的なんでしょうか?


江戸時代の雛人形…趣がありますねぇ。左が京飾りで左が関東飾りです。

因みに昔の雛人形はシンプルなものが多く趣があります。5段飾りや7段飾りなどはバブル期に多く売れましたが現在はコンパクトで高級感のある雛飾りに人気があり、価格は高いモノほどよく売れているそうです。これからお孫さんが生まれるおじいちゃん・おばあちゃんは大変ですね!?

ニューハーフが世間から認めらる様になった昨今、ひょっとしたら近い将来4月4日が五節供に追加され『六節供』なるかも知れませんね!もちろん『オネエの節供』です。(笑)

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